トリオ(ケンウッド)のKA-7300Dというプリメインアンプを入手しました。
1977年頃、良く売れていたアンプらしいです。
いくらで入手したか?タダですよ、タダ!
本当は、ダイアトーンのKB-610Hというバックロードホーンが目当て
だったのですが、大きく重すぎて断念しました。(欲しかったなぁー)
このアンプですが、最初動作テストした所、左チャンネルから
「ゴソゴソ・・・バチッ」
と盛大なノイズがあり、そのままでは使えない状態でした。
ネットで検索してみると、同じ症状の物が多いようで、問題箇所は
パワーアンプに使われている2SC2089の劣化であるとの事。
調べてみたら、低ノイズの小電力トランジスタなら使えそうだと判断
したので、2SC372(これも古いけど)に左右チャンネル共交換しました。
無事ノイズも治り、元気に太田裕美を奏でています。
当時のベストセラーアンプらしく、かなり鮮度の高い音で鳴っています。
結局、2SC372は元の2SC2089へ戻してしまいました。
2SC372だと、動作はしますが低音が薄いです。
2SC2089の故障原因ですが、トランジスターの足の根元に樹脂モールド
の「バリ」があり、それが導電性になってB-C間をショートさせていた為でした。
カッターで取り除くと、普通に使える状態になります。
画像の黄色で囲んだ所が問題のトランジスターがある箇所です。